ゼノブレ2のサントラは5月23日発売だったのですが、実は同日東京新宿のタワーレコードにて本作の楽曲を手掛けた方たちのサイン会が開催されていました。
作曲陣4人全員が集まるのはこの日のみということで、金欠ながら私もはるばる関西から参加しました。当日を思い出しながらのレポートになりますので、曖昧な点はご容赦ください。
タワレコに電話予約
サイン会の情報が出た当初は最寄りの大阪会場に参加しようと考えていたのですが、どうせなら4人全員のサインが欲しかったので丸一日悩んだ挙句タワレコに電話することに。
電話嫌いな私は恐る恐るタワレコに☎。トークショーのチケットとサイン会のチケットは別々ですが、両方とも在庫がまだあるということでホッと一安心。
「チケットは取りおいておく」という店員のお姉さんの言葉を聞き、満足気に電話を切った私。それが後にあんなことになろうとは…。
イベント当日(2018/05/23)
イベントは午後8時からの開催なので途中秋葉原で観光しながら会場へ。東京はそこら中に店がひしめいていて、いつ来ても迷う。
買ったばかりのスマホ片手に地図をみながら30分くらいかけてなんとか到着。
店内に入ると既にサントラのコーナーがエンド((棚の脇のこと。))に出来上がっていた。
コンポーザーの一人光田康典((クロノトリガーを初め、90年代から現在に至るまで様々な曲を生み出してきたスゴイお方。ゼノシリーズと縁の深い人物でもあります。余談ですが最近になって初めてこの人がマリオパーティの曲も手掛けていたことを知りました。かなり驚いた。))さんの特集も下のほうにありました。彼が作曲を手掛けた作品がズラリ。
Salesmen Surprised Me
さてイベントに参加するにはまずサントラを購入しなければなりません。
レジのほうに目をやるとそこには人人人の長蛇の列。
「全員がゼノブレ目当てではないだろうけど、これが東京の日常なのか…?」と戦々恐々としていましたが、開始時間が迫ってきたのでチンタラしておられず、
同行していた姉((やはり東京は不安なので来てもらった。念のため言っときますがシスコンではないです。))がイラつき始めたこともありとりあえず並ぶことに。
行こう、レジへ。
自分の会計が近づくとやはり不安になってきたので近くにいた男性店員に話しかけてみました。
私「すみません、ゼノブレイド2のサウンドトラックを予約したんですけど、こちらで受けとっても大丈夫ですか」
店員さん「(なんかよくわからない間)……ありがとうございます。はい、こちらでお受け取りいただけます」
記憶が曖昧ですが、やりとりはこんな感じだったはず。
店員さんを責めようとか、態度が悪いというつもりはありませんけど、あの謎の間は一体なんだったんだろうかと今でも不思議に思います。一瞬無視されたのかと思ったゾ☆
騒がしくて声がよく聞こえてなかった可能性もあるけど。というか目線が合わなくて上の空って感じだった……。会話してるのに会話してる気分になれなかったです。
別に東京の人が皆不思議なオーラを放ってるってわけではないですよねw?
あれから5ヶ月は経ったけどお兄さん元気にしてるかな…。
気を取り直し、いざレジへ。予約商品を取りに来た、と言って待つこと数分。レジのお兄さんが帰ってきた。
「こちらの商品をご購入いただいた方に、本日開催のイベント整理券をお配りしております。まだ残りがありますのでよろしければお引きください」
遠目から他の人の会計を見ていたので嫌な予感がしたが、次の瞬間私の目の前に
∑DEN!
と置かれたのがクジ引き形式の箱でした。
「ん?あれ?券は取りおいてくれてるんじゃないの?」と内心焦った私ですが多忙な中手を煩わせるのも悪いと思い言えませんでした…。というかチキンなだけですけど。
私の記憶違いなのか、電話対応のお姉さんもしくはレジのお兄さんがミスったのか、今となってはわかりません。一つ言えることは、整理番号がかなり後ろのほうだったということです。
この画像では250番ですが、姉に言って208番くらいのほうに交換してもらいました。
焼け石に水ですが…。
質問が思いつかなかったので、用紙には「曲名を考えるのは作曲と同じくらい大変か」という主旨で書きました。まあ、採用されませんでしたけどねww
いざトークショー!
さて開始20分前くらいでしたでしょうか、指定の階段付近にぞろぞろ人が並び始めました。中には外国の方もチラホラ。
海外売上のほうが大きいシリーズなので不思議ではないですけど、海外にも熱心なファンがいるんだなぁと感心。
…それはよろしいのですが、整理券の番号に従って順番に並ばなくてはいけません。
番号を見たときは「さすがに200人もいねえだろ…」と高を括っていた私ですが、あまあまういんなくらいあまあまでしたも~^^;
とにかくまあ人が多いわ、階段を2階分くらい上ったところが私の位置でした。係の人に促され、各々前後の番号を探して尋ねあうという光景がありましたが、皆さんそれはそれは気恥ずかしそうにしてましたねwもちろん私も。
周りを見渡してみると、スーツを着た人もいてやや年齢層が高めなのかなという印象を受けました。仕事帰りに来てるんでしょうね、水曜日でしたから。
私は20代後半ですけど、少し下の人はいても10代の子はあまりいなかったような気がします。実際のところどうかは不明ですが…。
ファン層はというと、FEのイベントに来ていた人と同じような感じでしたね。
以前職場の後輩M君((彼もコンシューマ畑のゲーマーです))に言われたのですが「今時コンシューマやる人なんて皆オタクっすよ」という言葉が脳裏に浮かびました。確かにそれっぽい人が多かったですね、全く人のことは言えないんですけど。FEとは違う層を(勝手に)期待していましたが…。
思えば、ネットでゼノブレ2を扱き下ろしている人達が既に散見されていたので「このシリーズもFEみたいな懐古厨が幅を利かせているのか?」と共通点には薄々感づいていたんですがね。もちろんこんなのは極極一部の人間だとは思っていますよ。
しばらくして、前のほうから列がひと塊で移動し始めました。私の番が来るまでも少し間がありました。待機時間は結局20分くらいはあったかな~。
イベントブースに着いたはいいですが、前が見えねェ…これだからチビは嫌なんだ……(泣。
ところでブース到着後開演まで5分くらい待機時間がありました。画像右前方のモニターにサントラ視聴PVが写ってますよね。
この待ち時間中にも曲がかかっていたんですけど、”グーラ領((これ神曲ですよね。私もこの曲を聴いてからゲームの魅力に気づき始めました))”のコーラスパートで「アーアーアーアーアーアー♪」ってノっている人が少なからずいましたねw
やっぱり皆その部分歌うんだ…ww
Incoming!
さていよいよ開演です。
大きな拍手に包まれ出演者が出てきました。残念ながら画像は載せられないんですけど、左から光田さん、ACE工藤ともりさん、ACECHiCOさん、平松建治さん、清田愛未さんの並びでした。
肉眼ではほとんどお顔が見えなかったのでモニターばっか見てましたけどねw
質問やトーク内容はあまり覚えてないです(ホントゴメンナサイ…)。旅の疲れと、立ち見での参加なので集中力が保てなくって…。でもいくつかは覚えているので書いていきます。
Q.コンサートはやりますか。
A.その予定は今のところないが、皆さんのお声次第ではあるかも…?
これは聞いていて期待が持てましたね!というのも光田さんはじめ皆さん満更でもない反応だったんですよ。
これは会場にいた人にしかわからないと思いますけど、実際そう感じた人も結構いると思いますよ。もしかしたらゼノブレイド10周年((ゼノブレイドが2010年発売なので2020年あたり?))あたりにやってくれるかもしれませんね!絶対行くぞ~っ!!
ただ、ともりさんか平松さんかは忘れましたが「ゼノブレイド2の曲を演奏するとなったら大変だなぁ…(笑」みたいなことは言ってましたね。
私は音楽はずぶの素人なのでよくわかりませんが、実際演奏するのが難しい曲が多いみたいです。合わせるのが大変だとかで。
その他に覚えているのが清田さん(それともCHiCOさんだったかな?)が初代ゼノブレをプレイ時間カンストするくらいは遊んでいたこと、質問者の中にクビラアロマノカリスポワレさんがいたこと、光田さんが「フィオルンが序盤にう~んってなっちゃうので(手を倒すジェスチャー)…」って言ってたことくらいでしょうか。
トークショーも中盤を過ぎた頃、楽曲制作に協力してくれた男性スタッフの方((名前を失念してしまった…本当に申し訳ない。Twitterでも探しましたが…))ともう一人、スペシャルゲストが登壇し、会場のボルテージは最高潮に。
その”もう一人”とは、齋藤将嗣((代表作にアニメ「楽園追放」、さとうささらのキャラクターデザイン等々。最近は「エウレカセブン」のデザインワークスも手掛けているとか))さんです。
そう、「ゼノブレイド2」のメインキャラクターデザイナーであり、レックスやホムラ達を生み出したお方です。
齋藤さんが登場した時はその日一番の拍手と歓声が起きましたね。
かくいう私も、「齋藤さんや高橋ソーカントク来てくれねえかなぁ」なんて淡い期待を抱いていたので本当に嬉しかったです。彼としてはお忍びで来たつもりが、スタッフに連行されたらしい((もしくはソーカントクの意向だったかな?少し曖昧ですが))ですがw
さてそんな齋藤さんを交えてのトーク。彼曰く、サントラのジャケットを依頼された時から「ホムラとヒカリだろうな」と決めていたそうです。ですが、初めから製品版のイラストではなかったようです。高橋ソーカントクに「余白を作ってくれ」と頼まれてあの形になったんだとか。サイン会を見越してのことだったんでしょうね。
8時ごろに始まったトークショーも9時過ぎには終わりました。最後は皆で記念撮影。来る前はせいぜい50人くらいかなと舐めてましたが、結局想定の4倍、200人を超える参加者が集まったみたいですね。
恐るべし東京、恐るべしゼノブレ愛。
お楽しみのサイン会スタート!
トークショーが終わり、簡単な注意喚起((長話するなとか齋藤さんにサイン求めるなとかイベントでよくあるアレ))の後いよいよサイン会へ。
当初はジャケットにサインをもらおうかと考えていた私ですが、思っていたより皆さんのサインが大きい。考えて見れば当たり前だ、なぜ自分はあんな狭い余白に全員分もらおうと思っていたのか…。
「こりゃ無理だ」と悟った私は急遽他の人の真似をすることに。結果こうなりました。
サインをもらう際に少しお話もさせていただきました。光田さんには「コンサート是非開催してください。絶対行きます」と伝えたら「前向きに考えます」と笑顔で仰って下さいました。好感触でしたね。
ともりさんには「音楽もう最高です」的なことを言ったら「まだ聴いてませんか?是非家でじっくり聴いてくださいね」と返して下さいました。
CHiCOさんにも同じようなことを言うとにっこりと「ありがとうございます。嬉しいです」と。なんというか目力のある人でしたね。
清田さんには…何も言えなかった。前の三人でボキャ貧に陥っていた私は喋り出すキッカケを持てぬまま、最後に「ありがとうございます」といって会場を後にしました。彼女には申し訳ないことをした…。
あと皆さんに握手してもらえば良かった。緊張していたのもあるけど、あまり長居するのも忍びなくて…。
でもこの日のことは、大切な記憶(おもいで)として胸に残りましたし、サインも宝物として大事にしていこうと思えました。
思い切って参加して本当に良かったです。
P.S.
何度イベントに参加してもサインをもらうときは緊張しますね。ヘマして嫌な顔されたらと思うと…。堂々と話せる人ホントウラヤマシイ…。