今回はピーチ編です。余談ですがピーチは海外では元々”Princess Peach(ピーチ姫)”ではなく”Princess Toadstool(キノコ姫)”という呼称で知られていました。Mario Wikiによると、”(the )Princess Peach”として認知されるようになったのはマリオ64かららしいです。”Super Mario Bros. 2(日本でいうマリオUSA)”では単に”Princess”とされています。
こちらは”SUPER MARIO ALL-STARS“、すなわちマリオコレクションの説明書です。
“The Princess“と書いてありますね。「(皆知ってるあの)お姫様」ってカンジでしょうか。ちなみに初代マリオブラザーズでは”princess Toadstool”の表記です。
【セリフ一覧】
“Leave it to me!“ (わたくしに任せて!)
キャラクター選択画面でピーチを選んだ時のボイス。
[leave ~ to 人] ~を人に任せる
命令文でよく用います。大抵目的語(~の部分)にはitを取ります。このitは漠然とした状況を指しています。何か面倒事やトラブルが起きた時など、率先して引き受けようという人がLeave it to me!って言ったりすることが多いです。
何にでも首を突っ込んでいくピーチらしいセリフでもありますね。
“Fresh from the garden!“ (とれたてピチピチよ!)
敵を連続で倒すとこう言います。”the garden”は野菜を引っこ抜いた場所のことを指しています。「とれたての野菜はいかがかしら?」って感じで敵に味合わせて(お見舞いして)いるという場面です。マリオやルイージは味に関する表現でしたが、彼女は新鮮さをアピールしているんですね。
“Thank you!”
ハート取得時。全キャラ共通。
“(sings) Da-da-da-duummm!”
キノコを持ち上げた時。マリオと同じ。
“Take that!“(当たって!)
「食らえ!」という意味ですが、そのまま訳すとお姫様らしくないので「当たって!」としました。ちなみにthatの代わりにthisを使っても意味はほとんど同じです。差異は心理的な距離感くらいでしょうか。もちろんthisのほうが感覚的に近いです。
“Oh, no!”
一機ロスト時。
“Lucky!”
チェリー取得時。全キャラ共通。
“A crystal!”
水晶を持ち上げた時。マリオと同じ。
“Oh yeah.”
ステージクリア。
“Oh! (giggles)”
コースクリア。
“Just what I needed!”
全キャラ共通。マリオの記事を参照されたし。
“Here I go!”
スター取得。
“Too bad!“(まずいわ!)
チビ状態になった時。[(that’s) too bad]はよく「お気の毒」と訳されますね。望ましくない状況に陥った時に使う言葉です。
“I got it!“(わかったわ!)
魔法の扉を開けた時。[get it]は理解する、わかる(understand)の意味でよく使われます。他にも(子供が)叱られる、(電話・玄関に)出る・応対する、といった意味でもよく使われます。様々な場面で見かけるイディオムなのでぜひ覚えておきましょう。
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【参考・引用】
List of quotes from the Super Mario Advance series
https://www.mariowiki.com/List_of_quotes_from_the_Super_Mario_Advance_series