ホムラのフィギュアが依然注目を集めているようなので便乗してゼノブレイド2の宣伝をしたいと思います。ホムラをきっかけに興味を持った方もそうでない方も、是非ご覧ください。switchをお持ちなら、やらなきゃ損!
この記事ではゼノブレイド2の戦闘システムや魅力的な世界観、オススメポイント等々について語らせていただこうかなと思います。
語り過ぎても面白みがなくなるのでざっくり説明します。細かい部分は実際にご自分の目で確かめてもらえたらなと。
できるだけネタバレを避けるためフワフワした内容になっていますが、ご了承を(汗
ストーリー
ストーリーは公式サイトを見れば済む話なのですが、最近は公式がネタバレしてくることが多くなりましたよね。
できるだけ余計な知識をつけたくないという方のために概要だけご紹介。
レックス達の住む世界、アルストはどんどん人間の住む場所が減っており、争いの絶えない状態に。
楽園(とされる場所)に行けば、争いもなく皆仲良く暮らせるのではないかと、レックスは未熟ながらもホムラの力になっていきます。
早い話が、男の子が女の子のためにがんばる話です、ハイ。ボーイ・ミーツ・ガールというやつですね。
戦闘システム
このゲームのバトルは攻撃を行うドライバーと、それを補助するブレイドによって展開されます。
生身の人間であるドライバーと亜種生命体であるブレイドは一種の主従関係の下に成り立っています。なぜなら、ブレイドはドライバーなくしては存在できないからです。いわば運命共同体で、ドライバーが死ねばブレイドも死にます。ですが、その逆はありません。
有名なゲームで例えると、ポケモンや今流行りのFateなんかをイメージしてもらうとわかりやすいでしょうか。
ドライバーとブレイドの関係は、ポケモンで言うならトレーナーとポケモン、Fateならマスターとサーヴァントのようなものです。
異なるのは、主に攻撃を行うのがポケモンやサーヴァントなどの“従”ではなく、トレーナーやマスターなどの“主”であるという点になります。
“ポケモン(サーヴァント)から力を借りて、トレーナー(マスター)同士がダイレクトアタック”して戦うのがゼノブレイド2というゲームなのです。ちなみにブレイドに直接攻撃を仕掛けることはできません、少なくとも戦闘中は。でもそれが出来たらもっと面白くなったかも?
システム的な事にもうちょっとだけ触れると、難しいコマンド操作などは一切ありません。タイミングに合わせてボタンを押したり連打したりする程度です。
それよりも、バトルの際どの位置から攻撃するかというポジショニングが大事になってきます。あとは、敵との相性が存在するので臨機応変に有利な属性で戦うことを心がけようという意識が肝要ですね。相性はすくみではなく、相互的なもの。
もし行き詰っても…
極論、RPGなのでレベルを上げさえすればクリアできます。敵とのレベル差は5以上開くとキツクなるので、そういう場合は素直にレベリングを行いましょう。
今やアプデのおかげでイージーモードもありますし(最初はなかった)。
Q.ドライバーが大事なら何故ブレイドが直接たたかわないの?
要は効率の問題です。ブレイドは、いくら傷を受けても瞬時に回復できる能力があります。胸元の心臓部分であるコアクリスタルを破壊されない限り死にません。
それに対し生身の人間であるドライバーは、それ単体では大きな力を持ちません。戦闘に置いてはドライバーが弱点であるとも言えます。当然敵は弱いドライバーの方を狙ってきます。
ならば、いっその事ドライバーが攻撃に徹して、ブレイドが補助・防御に回る方が効率が良いのです。
ただどちらが倒れても困ることに変わりないので、ドライバーもブレイドもお互いを守りあいながら戦うというのが鉄則なんですね。
中には自分の身さえ守れれば良いという身勝手なドライバーもいます。そういう人たちはブレイドをパートナーではなく道具としか考えていないようです。
グラフィック
少なくともSwitchの中では美麗なグラフィックだと思います。ただし、据え置きモードでのプレイが前提条件ですが…。
風景はもちろん、キャラクターのモデリングも秀逸です。メインキャラクターデザイナーである齋藤さんの画風がマッチしやすかったのか、うまくインゲームモデルに落とし込めているなと感じます。
ただし、ゼノブレイド2は色々なイラストレーターが参加されていますが、中にはあまりモデリング相性が良くないものもあるみたいです…。仕方ないことですが。
キャラクターを待機させていると各々固有モーションで動いてくれるのですが、これがまた楽しい。
ゲームプレイに疲れた時、キャラの仕草を観察していると丁度良い休憩になりますね。時たまスクショを取りたくなったりするかも?
様々なシーンを彩るBGM
ゼノブレイドシリーズは元々音楽に定評があるシリーズです。プレイ当時、ゼノブレイドシリーズ初見だった私は、話に聞いていた程度で先入観はなかったと思います。
ところが、第二話のとある草原の曲を聴いたときはハッと驚かされました。
とにかくBGMが最高なんですこのゲーム。ゼノブレイド2のアンチもそこだけは認めるくらいに。
BGMの力って大きいですよ。シーンごとの雰囲気だとか、キャラのバックグラウンドを遺憾なく引き立ててくれます。対ボスの戦闘BGMとか超カッコイイ。大好き。
私なんかあれですからね、ゲームもBGMも気に入り過ぎて音楽スタッフ(プロキオンスタジオ)のサイン会まで行きましたからね、関西から東京まで。
コンポーザーの一人、光田康典さんの名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。代表作に『クロノトリガー』がありますね。90年代から活躍を続けている、日本のゲーム音楽のシーンを代表する一人だと言えるでしょう。
余談ですが私が子供のころ遊んでいた『マリオパーティ』にも参加されていたことを最近知り、ビックリしました。
キャラクター同士の掛け合い
ゼノブレイド2はイベントシーンが多いですし、キズナトークといってキャラクター同士が他愛ない会話をしたりして絆を深めていく会話イベントも豊富に用意されています。まあ、FEでいう支援会話のようなものです。
また、戦闘終了後にもキャラ同士が会話することがあります。このゲーム、結構キャラが多いので色々な組み合わせで会話が発生したりして楽しいです。
「キャラ同士の絡みが見たい!」という方も満足できるのではないでしょうか。
関連商品が豊富
任天堂は最近こそキャラクター事業に力を入れ出しましたが、プレステ系列のゲームと比べるとまだまだ物足りません。
ゼノブレイド2は発売から1年程度のゲームですが、任天堂作品の中ではFEについでグッズ展開に力を入れています。
任天堂直営のマイニンテンドーストアでは既に限定商品が沢山販売されています。しかし、残念ながらほとんど完売してしまい、2019年1月現在購入できるのはクリアファイルのみとなっています。
数々の著名イラストレーターが参加
メインキャラクターデザイナーの齋藤将嗣さん以外にも、『FF』シリーズでお馴染みのスクウェア・エニックス野村哲也さんを始め、『ファイアーエムブレム覚醒/if』のコザキユースケさん、『インフィニット・ストラトス』の挿絵を担当したCHOCOさん、『りゅうおうのおしごと』のしらびさん等々、数々の有名イラストレーター達がキャラクターデザインを手掛けています。
とにかくゲストイラストレーターの数が多いので、イラストレーター一人当たりの担当は通常一人、多くても二人といったところです。
「これだけ色んな人が参加しているとごちゃ混ぜ感が強くなってしまうんじゃないの?」
とお思いの方も少なくないでしょう。確かにイラストの並びだけ見るとそう感じるかもしれません。ですが、本作はモノリスソフトのゲーム内モデリングが秀逸で、原画の画風を残しつつ、各キャラを並べてもそれほど違和感の出ない仕上がりとなっています(主観ではありますが)。違和感が全て消えているとは言えませんが、せいぜい人種だとか個性の違い、程度のものまで抑えられていると思います。
キャラクターを増やす手段も併せて、ソシャゲ感が少し強くなっていますがw
DLCも充実!
DLCの主な内容は追加衣装・ブレイド・前日譚です。詳しくは語りませんが、かなり充実しています。特に前日譚である「黄金の国イーラ」は本編を気に入った方には是非プレイしていただきたいお話です。
長所・短所
こんな方にオススメ
王道・お約束・ベタが好きな方。ボーイ・ミーツ・ガール好きな方。ゲームを評価する時、減点方式ではなく加点方式で採点する方。
よくこのゲームを腐して深夜アニメだの言われたりするんですが、私個人はどちらかというと少年漫画のような熱さを感じました。
マイナスポイント
度重なるアプデで多少改善しましたが、UIの粗が目立ちます。クソUIは我慢ならない、という方はストレスを感じるかもしれません。
劇中カットシーンにおいて、やや人を選ぶようなネタがあります。ラノベやら深夜アニメをよく見られている方なら気にならないかもしれませんが、そうでない方は不快に思う方もいるでしょう。
ちなみに私は深夜アニメもラノベも嗜みませんが、特に気になりませんでした。キャラクターに愛着が湧いているなら、気にならないタイプなので。
まとめ
「Switch買ったけどやるゲームねーな」と思っている方はぜひやってみてください。私はゼノブレイドシリーズ初めてでしたが、ドハマりしました。400時間以上はプレイしていますが、まだまだ遊べます。それくらいボリュームがあります。
ポケモン以外で100時間以上遊べるRPGがあるとは思いませんでした。RPGは好きだけど、あまりやったことないという人にもオススメできます。
最悪ストーリーやキャラが合わなくともサントラとしての価値もあります。この3つどれも気に入らないというのは、贔屓目で見ていたとしてもありえないかなと。
価格が未だに高いのがネックですが、中古価格が値下がらないゲームは良いゲームの証であると、声を大にして言いたいですね。
どうしても合わなきゃ、売れば良いんです。とにかく一人でも多くの方にプレイしてほしいですね。同志が増えるのは喜ばしいことなので。