BIOHAZARD RE:2 英語の掲示物を調べてみた 警察署編

BIOHAZARD RE:2は原作では不可能だった緻密な描写が、20年の時を経て可能になりました。バイオ2から様々な進化・変化を遂げたRE:2は賛否もあるかと思いますが、最新作らしい細やかな環境描写に目を向けるのもまた面白い。

前回の投稿ではガソリンスタンドの広告を主に検証しましたが、今回はそれ以外の場所で見受けられる掲示物に注目します。英語が苦手な方向けに軽く単語や表現の解説も挟んでいきますのでちょっとした英語学習にも役立ててみてね!

警察署内

CAUTION DRIVE SLOWLY 10 MPH

警察署内駐車場の注意書き。[caution]は「注意」の意を表すというのはご存知ですね。これよりも強い意味だと[warning(警告)]になるわけです。ちなみにワーニングではなくウォーニングと読みます。たまに間違える方がいるのでcaution!
DRIVE SLOWLY”は文字通り「ゆっくり運転してね」ということです。自動詞+副詞の形ですね。[drive]のような自動詞は副詞と併用されることがままあります。逆にそのまま使うことはあまりないです(命令文を除く)。

では「ゆっくり」とは具体的にどれくらいかというと“10 MPH”とありますね。略語なので正しい表記に戻すと[10 miles per hour]。これは一時間につき10マイル、すなわち時速10マイルであることを表しています。
RE:2はアメリカが舞台なのでマイル表記を用いていますが、1マイル=1.6kmですから10マイルだと16kmということになりますね。したがって、この駐車場では時速16kmで走行することが求められています。

 

マイルと聞いてリレーを思い浮かべたアナタ、さては陸上経験者ですね。ご存じない方のために言っておくと、陸上競技の種目の一つに4x400mリレーというのがあって、走る距離の合計が丁度1600m。そのため陸上ファンの間では通称”マイルリレー”と呼ばれているのです。

 

Vocaburary
caution /kˈɔːʃən/ : 注意
per /pɚ, pə;pˈɚː/
(前置詞): ~につき、~ごとに(商業用語で、日常会話では主にaを用いる)

 

High Voltage 4160 volts(高電圧 4160ボルト)…サトシなら平気だな!

CAPACITORS MAY RETAIN LETHAL CHARGE LONG AFTER PRIMARY POWER IS REMOVED. OBSERVE ALL SAFETY PRECAUTIONS.
DISCONNECT POWER CORD FROM ELECTRICAL OUTLET BEFORE REMOVING THIS PANEL OR STARTING ANY SERVICE.

 

TRANSLATION
主電源を切ってしばらくした後でもコンデンサーに致死量の電気が残留している可能性があります。安全対策を怠らないでください。
配電盤を取り外す前やいかなる運転を行う前は電源コードをコンセントから抜いてください。

“primary power is removed”は「主電源を切る」と訳しましたが、[removed]と描かれていることから単にスイッチをオフにすることではなく、コードか何かを取り外して物理的に電源が入らない状態にすることを示唆しているのだと思われます。

[lethal]とは「致死的な」という意味の形容詞です。凶器のことを[lethal weapon]と言ったりしますね。凶器とは即ち「相手を死に至らしめる武器」ということです。

Vocabulary
lethal /líːθ(ə)l/: 致死の、致命的な(fatal)

 

Let me outと血で書かれている。隣はカギのかかった部屋だったが…?

 

[let+O+do]で「~させてやる」という許可を表すのは授業で習いましたよね。しかしletは必ずしも動詞と結びつくわけではなくて、方向を示す副詞的語句を伴うことがあります。

「me(私)をout(外に)」にすることを求めているわけですから、以下のような訳になります。

Let me out=(ここから)出してくれ

おそらくリッカーと同じ部屋に閉じ込められた悲劇のメッセージでしょう。狭い部屋にあんな化け物と一緒に閉じ込められたら死を覚悟しますね。

ところで個人的に気になったのが、隣の部屋から書いたとするとこれは鏡文字だということ。必死で抵抗している最中だろうに、鏡文字、ましてやLを大文字にして書く余裕があったのでしょうか?重箱の隅をつつくような疑問だとは思うのですが…。

ちなみに「入れて!」って言いたい時は[Let me in]とすればよいです。

 

コラム
原作バイオ2ではシェリーが“Let me go!(離してよ!)”という場面がありました。そんな彼女を“Easy, easy there.(まあまあ落ち着いてよ)”とクレアがなだめていましたね。RE:2では削除されたかな?

 

DARKROOM(暗室)にて。字幕だと「フィルムの置き忘れに注意!」となっていましたが…?

FILM CONTAINS EVIDENCE
DO NOT LEAVE OUT!
フィルムには証拠が含まれています。
置き忘れないように!

[evidence]は証拠、[contain]は「~を含む」です。英和辞書を引くと[include]も同様に「含む」の意味を持っています。

大きな違いとしては、「全体の一部として持っている(=仲間・グループに含める)」のがinclude、「内容・中身として含んでいる」のがcontainということになります。フィルムが含んでいるのは「evidence(証拠)」という中身ですから、ここではcontainが適当です。

まあ実際はあちこちに散らばってましたけどね、フィルム。

Vocabulary
leave out:(~を)置き忘れる、省く、抜かす

 

電子部品外箱表面

C-672
Cubical circuit conductor for Aegis power panels

品名・型番は「C-672」。

[Aegis]とはゼウス神が授けたとされる「神盾」を指しますが、そこから転じて「庇護・保護」等の意味があります。イージスと聞いただけで堅固なものを想像するでしょうから、一々訳す必要のない語かもしれません。

商品名を直訳すると「保護電源盤用立方型回路導体コンデンサ」という感じになります。商品名なのでAegisはそのままイージスとしてもいいかも。

しかし電子工学はずぶの素人なのでこれだけでは何が何やらです…。ゲームで見た感じだと、「電源盤に電流を流し込むための装置」という解釈であっているとは思いますが。

電子部品外箱裏面

Compatible Aegis Power Panel Models
(互換性のあるイージスパワーパネル型番)
APP-843,APP844,APP-84
APP-845a,APP-8465,APP-84

For a complete list, please call our
toll-free hotline(全型番が掲載されたリストをお求めのかたは、無料ホットラインまでおかけください。):
1(800)555-0175
1-203-445-22(J)

この商品に互換性がある型番の一覧です。

[compatible]は「互換性がある」という意味の形容詞。互換対象を表すときはwithを使います。「互換性」という名詞形ならcompatibilityです。

PS2 is compatible with PS1.
PS2はPS1と互換性がある。

箱に記載しきれないので”complete list(全型番記載リスト)”が欲しい人は電話してくれという案内が載っています。

[toll-free hotline]というのは要するにフリーダイヤルの相談窓口のこと。[toll]とは通行料を初め、様々な料金のことを指します。[toll-free]は料金が「free(免除)」ですから、即ち「無料」ということ。

 

Vocabulary
toll /tóʊl|tˈəʊl/: 料金、損害、犠牲
参考:death toll 死亡者数

 

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