英語上達の道のり2(英→日の変換プロセスは不要!!)

前回の英語上達の道のり1の続きです。

文法の基礎固めが一段落した私ですが、新たな問題に直面します。速読です。センターレベルの問題や文章量では気にする必要がなかったのですが、一定のレベル以上の大学入試になってくるとチンタラ読んでいてはあっという間に時間切れです。英語→日本語の変換プロセスをいちいち挟むなど言語道断。


当時やっとこさ初心者を抜け出したばかりの私は少し戸惑いました。そこで英語を英語のまま理解できるか試しにやってみたら意外とできたのです。なぜそこまで苦労しなかったのかというと、恐らく基礎をみっちり固めたことが功を奏したからだと考えています。

英語→日本語の変換プロセスを挟まないと読めないというのは、初心者にはありがちです。初心者と中級者を隔てる大きなポイントの一つだと言えると思います。ここから抜け出せないと、たとえ文章は読めてもリスニングなんて絶対できません。スパコン並みの処理速度を持ち合わせた人間ならいざ知らず、相手の喋る速度に変換速度が追いつくはずもありませんからね。ゲームに絡めていうなら、”ラグい”状態になるわけです。聞いているほうも話しているほうもストレスですよね。

この”ラグい”状態を打破するために大事なのが基礎固めです。少し例を挙げておきましょう。皆さん、いきなり【apple】と言われて(もしくは単語を見て)何を想像しますか。もちろん赤い果物ですよね。中には某企業を連想した林檎信者の方もいらっしゃるかもしれませんが、大抵の方はすぐにリンゴを思い浮かべたでしょう。apple→リンゴの変換プロセスを踏んだ方はまずいないと思います。

では【refrigerator】はどうでしょう。

 

 

 

 

…はい、冷蔵庫ですね。特に難単語というわけでもありませんでしたが、パッとイメージが浮かんだ人は前者よりもかなり少ないのではないでしょうか。

すぐ浮かばなかった人は

「refrigerator…あっ、冷蔵庫か!」

と一瞬ラグがあったかと思います。長文を読むうえで、このラグが命取りになるのです。

では何故日本語を挟まないと読めないのか。答えは非常にシンプルです。英単語を英単語として見ていない、すなわち日本語を対訳として覚えているからです。我々は日本人ですから、もちろん単語を覚える上で日本語が介在するのは致し方ありません。ですが、英単語のイメージを対訳の日本語で持ち続けていてはいつまでたっても変換プロセスを挟む癖が抜けないでしょう。

コツとしては英語のイメージを日本語ではなく、頭の中の図で持つ、ということが大事です。例えば【go】なら人がある場所へ行く、移動することを頭の中で描くのです。助動詞【must】なら「~しなければならない」と対訳としてはとらえず、その後に来る動作の必要性・義務を表している、とだけ捉えておけば問題ないのです。語とイメージの結びつきさえある程度固まれば、案外難しい作業でもありません。

【apple】と言われてすぐにイメージと結びつくのは、生活に浸透しきった語であるからです。単語が”身についた”状態です。であれば、他の語も同じ状態へ持っていきさえすれば良いのです。

語とイメージの結びつきを強くすると言っても、必ずしもそのイメージを鮮明に持つ必要性はありません。漠然としていても大丈夫です。日本語だってそうですよね。普段何気なく使っている言葉でも、明確に定義を説明できる語はそこまで多くないのではないでしょうか。日本語を覚える際に辞書を使っていなくても、定義がわからなくても、使えちゃうんですなんとなくで。それは数多の文章に触れ、他人と会話することによって”身についた”イメージを各々が持っているからなんですね。

英語に話を戻します。文章は単語の羅列ではなく、文法というルールに則って構成されるものです。文法も単語と同じです。参考書を一冊仕上げた人ならば、少し努力すればすぐに文章を英語のまま頭の中の画に起こし、理解できるようになるはずです。

 

「自分は頭が悪いから…」

 

と考えている方がいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。人間の頭脳は自覚しているよりもずっと賢いです。貴方が文法書を一冊仕上げ語彙力も向上したのならば、日本語を介在させずとも脳が英単語・英文法というデータベースを参照して勝手に文章を処理してくれます。後はひたすら文章を読んで処理速度を上げていけば良いんです。法則性みたいなものが自然とインプットされていきますから。逆にこれが出来ないとなると、語彙力あるいは文法知識が不足していることの証左であるとも言えますね。

 

イメージを固めて即座に頭の中に描く。自分の培ってきた知識を信頼し、リーディングに集中。続けているうちに段々とスムーズに文章を処理できるようになってくるでしょう。その頃にはきっと今よりももっと英語が楽しく感じることでしょう!


 

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