【PS4】BIOHAZARD RE:2 Z Version レビュー・感想 ※ネタバレあり

この日のためにPS4proを買いました。6時間くらいプレイした上での感想を書いていきたいと思います。

※この記事にはネタバレが含まれます。閲覧の際はご注意ください。

 

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RE:2は文字通り“リメイク”

リメイク作品というのは、原作の大筋をできるだけ残しつつ、その時代に合わせた要素を追加して新たな遊びを提供することを目的としていることが多いと思います。

一方、このBIOHAZARD RE:2は原作となるバイオハザード2が20年程前の作品ということもあり、大幅な改変が加えられています。

もちろん原型は残っていますが、グラフィックもアクションも進化しすぎて別物の感が強く、文字通りのリメイク、すなわち作り直しであると言えるのではないでしょうか。

改変要素

ではどんな点が変わっているのでしょうか。まずは小ネタから行きます。

 

消えたガンショップおじさん

 

Freeze! Who are you!?

What are you doing here!?

オアッアッッアーーーッ!!!!(ぐちゃぐちゃ)

 

序盤でゾンビに食い殺されたガンショップのオーナーは、存在をなかったことにされました。良かった、ゾンビに殺される哀れなおじさんはいなかったんだね。

(実は別の場所にガンショップがあるんだけど、別人ってことでいいよね…?)

レオン・クレアの邂逅

バイオ2ではバーのような店で出会う二人ですが、RE:2ではガソリンスタンドにて邂逅。ゾンビに囲まれるという窮地を二人で切り抜けます。

システム面

ナイフで殺害。

ナイフが大幅強化されています。銃から素早く持ち替えられるようになったほか、ゾンビから攻撃を受けた時の反撃にも使えますし、ダウンしたゾンビへの追撃効果も優秀です。

バイオ2ではナイフではなかなかトドメをさせませんでしたが、RE:2では大した反撃もされませんし、4~5発程度で倒せるので威力の向上も確認できます。

ただ耐久の概念が追加されたので無限に使えるわけではありません。そこでバランスを取っているのでしょう。

ちなみに反撃時のナイフは回収することができますので、お忘れなく。

噛みつかれたらL1ボタンで反撃だ!

アイテム

バイオ2にはなかったガンパウダーや、閃光手りゅう弾などのサブウェポンが追加されました。

ガンパウダーが登場したことにより、原作ほど弾薬が余ることもなく、プレイヤーの判断で必要な弾薬を作成していくことになります。

道端に落ちているマガジンのほか、ガンパウダーを組み合わせて弾薬を調合

 

このようにアイテムが多数追加されたRE:2ですが、アイテム収集が各段にしやすくなっています。

マップを開くとギミックの位置だけでなく、アイテムの位置まで表示され、まだ拾っていないアイテムがある場所は探索中エリアとしてで表示されるようになりました。これがまた凄く便利なんです。

アイテムの取り残し・取り忘れともこれでおさらば!

 

ゾンビの行動パターン

まず、ゾンビが幾分素早くなっています。複数体出現すると一斉に喰らいついてきます。

どういうことかというと、バイオ2ではゾンビが何体いようと攻撃を受ける時は一体からしか噛まれませんが、RE:2では2体、3体から同時に攻撃されることもあるということです。

当然ダメージも多く、集団で現れた場合早急に切り抜ける必要が出てくるようになりました。

その他、地面に転がっているゾンビにつまずいたり、(転がす程度ですが)蹴とばしたりできるように。

脚に絡みつかれた際の頭の踏みつぶしはできなくなりました。反撃アクションが追加されたからでしょうか。

執拗に迫るゾンビ

部屋から部屋へゾンビが追いかけてきます。ドアがあっても関係ありません。弾数に余裕があれば、積極的に片づけたほうが良い場面も出てきます。

個人的に進化したなあと思うのは、死体がちゃんと残るところですね。昔は貧弱なメモリの制約もあってスタッフが片づけてましたから。

そのかわり、死亡確認はしっかりと行う必要性も増えてきました。Re:2のゾンビは死んだふりをしょっちゅうするので、倒したと思って放置すると後で痛い目を見ます。

前述の通り絡みつかれても頭を蹴り飛ばせなくなった上に、立ち上がって噛みついてくるので結構ダメージを受けます。RE:2は暗い場所が多く、視界が極端に悪くなっており今まで以上に油断が出来ないゲーム性となりました。

ショットガン弱体化?

これには長年ショットガンを相棒にしてきた私は面食らいました。

多人数相手の時はショットガンが便利でしたが、RE:2では貫通性能が弱体または抹消(断定はできませんが)されたようで、使い勝手が悪くなりました。

中盤までは、ハンドガンより威力が高いだけの銃くらいの役割しか持てませんでした。

強化パーツ入手後は、貫通性能が復活し、多人数相手の戦闘で威力を発揮してくれます。しかし本作の仕様上、弾数不足に陥りやすく無駄撃ちは極力避けていくのが賢明です。

クレア編で使用可能なグレネードランチャーはそれほどナーフされていないように感じます。

 

難易度は下げることが可能に

難易度はHardcoreモードからStandardモードへと下げることが出来ます。ただし、逆に上げることは出来ません。元に戻すことも出来ません。

ゲームを始める前に良く考えましょう。

Zバージョンのグロさ

私自身グロいのは苦手なほうなのですが、Zバージョン程度では特に何も感じませんね。RE:2の初めて見たPVが海外版だったんですけど、シャッターから警官を引きずり出すシーンで、胴体と下半身がバイバイしてましたからね。

それを期待していたんですが、体験版の時と変わらないキレイな身体で出てきて拍子抜けしてしまいました。

「グロシーン来るぞ…」って身構えてたんですけどねえ。

4K画質

暗い画面を基調としたゲームなので、どれほどの恩恵を受けられているのかはわかりませんが、肌の質感、服のシワ等、細部に渡る描写が際立ちます。

雨で濡れた肌に反射する光。エイダのタイツの目。どれも美しいグラフィックです。

サービスショット!

 

一つ難点を上げるとすれば、4kを活かせるハイエンドの液晶TVとは相性が良くないことでしょうか。

ハイエンドの4k液晶TVは、HDRの画質を最大限に発揮するためほとんどがVA方式を採用しています。このVA液晶は階調表現力(要するに色彩の表現力)が優秀である一方、映り込みが激しく自分の顔や部屋が画面に反射してしまいます。

これがバイオ特有の暗い画面と相性が悪い。無対策では気になって仕方ないですし、視認性も著しく下がります。

部屋の電気を消すか、逆に画面の輝度を上げるかしないと目が非常に疲れます。

私としては輝度を上げるのをオススメします。暗い部屋でプレイするとかなり疲れるのは経験済みですから。

RE:2はプレイ前も中も輝度調整できますし、ハイエンド液晶をお使いの方は推奨値よりも高めの値に設定するくらいで丁度良いかもしれません。

ちなみに私は東芝のREGZA 58 z810xを使用しています。

 

 

7.1chサラウンド環境

サラウンド環境だと背後にもスピーカーがあるので臨場感のあるプレイを楽しめます。敵の位置が把握しやすくなり、プレイングミスの防止にも一役買います。

今のところ特に役に立ったと思うのがタイラント戦でした。とにかくしつこく追い回してくるので逃げるので必死でしたが、サラウンドのおかげで位置の把握もしやすかったように思います。

逆にこちらに向かってくるのがわかるので緊張感も生まれましたね。

「やべえ、来たよ」って感じで。

Dolby Atomsにも対応しているようなので、環境を構築済みの方は新次元のサラウンドを体感できることでしょう。

めっちゃタフなんですけど!
You persistent pursuer!

原作通りの要素

メニューを開けば時間が止まるので、ヤバイのが出てきてもメニューを出して落ち着きましょう。

セーブはインクリボンを使用しますが、これはHardcoreモードのみ。その他のモードはタイプライターさえあれば回数の制限はありません。

総評

バイオ2から色々と変わり過ぎていて最早別げーの感さえありますが、やっぱバイオは面白い。

バイオ2はシリーズの中でもハーブや弾薬が潤沢で、難易度は低めだった覚えがありますがRE:2はかなり難しくなっています。

私が下手くそなのもありますが、原作既プレイにもかかわらず死にまくってますww

レオンが敵と対峙する度ShitだのSun of a bitch!だの連呼するのが笑えます。

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